じんわりと温かく心に残っているあの頃【宙のまにまに(10)アフタヌーンKC】
![]() | 宙のまにまに(10)限定版 (プレミアムKC) (2011/09/23) 柏原 麻実 商品詳細を見る |
高校の天文部を舞台とする
きっと誰もが通ったあの頃を描く
部活動グラフティ、最終巻
最後まで淡々としていて地味な漫画でしたが
だからこそ共感でき、じんわりくるものがある作品
今文化部のひと、かつて文化部だった人たちは特に共感できるのではないか、と
劇的な出来事なんてないけれど振り返ってみれば何もかもが輝いていたあの頃
そんな日常を描ききった作品でした
以下はネタバレ込みで
全部 憶えていたいと思った
またすぐに会える人もいるだろう
もうこれきり会えない人も
でも今はまだわからない
だから全部
憶えておこう
この桜色のにぶい感傷を
(宙のまにまに(10) 最終話 宙の随に より)
この語りはごくごく自然にスッと
胸に沁みました
ある意味あっけなく終わる卒業式
日常の延長として
さして劇的なこともなく終わっていく
高校生活、最後の儀式
全然、実感は湧かなくて
そんな自分の感傷はお構いなしに
閉じていく高校時代
そんな中で後ろ髪ひかれるものがあっても
留まる事はできなくて
だから少なくとも忘れたくはないな
なんて想いが物寂しさも含む感傷の根底だったのだろうなと
今振り返ってみると思い当たったり
とにもかくにも
そんなことを思い出させてくれるほどに
文化部モノとしては
地に足の着いたよい作品でした
最後のおまけ漫画は
最終巻ラストにもってくるには
ややはっちゃけすぎな気がしましたが(苦笑



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またすぐに会える人もいるだろう
もうこれきり会えない人も
でも今はまだわからない
だから全部
憶えておこう
この桜色のにぶい感傷を
(宙のまにまに(10) 最終話 宙の随に より)
この語りはごくごく自然にスッと
胸に沁みました
ある意味あっけなく終わる卒業式
日常の延長として
さして劇的なこともなく終わっていく
高校生活、最後の儀式
全然、実感は湧かなくて
そんな自分の感傷はお構いなしに
閉じていく高校時代
そんな中で後ろ髪ひかれるものがあっても
留まる事はできなくて
だから少なくとも忘れたくはないな
なんて想いが物寂しさも含む感傷の根底だったのだろうなと
今振り返ってみると思い当たったり
とにもかくにも
そんなことを思い出させてくれるほどに
文化部モノとしては
地に足の着いたよい作品でした
最後のおまけ漫画は
最終巻ラストにもってくるには
ややはっちゃけすぎな気がしましたが(苦笑



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