誰もが願ったあの場所へ―【はたらく魔王さま! (10) (電撃文庫)】
![]() | はたらく魔王さま! (10) (電撃文庫) (2013/12/10) 和ヶ原聡司 商品詳細を見る |
勇者との戦いに敗れ
異世界から日本に流れ着いた魔王さまが
ファーストフード店マグロナルドで労働に勤しみ
世界征服の野望のため
正社員を目指す
庶民派ファンタジーコメディ
みんなの願いを背負って
魔王さま、戦場に乱入す
エンテイスラ編、怒涛のクライマックス
第10巻
導入はお約束のちーちゃん無双から
天祢さえも驚かせた彼女の核心をついたひとつの質問
単純な無双ぶりだけみても爽快感があるのですが
やはりちーちゃんがそこに至るまでに何を想い
どう頑張ってきたかを考えるとすごくジンとくるものがありますね
如何に彼女が真奥に憧れているのか
そこにあるのは単純な恋心に留まらない
尊敬みたいないものも多分にあって
その教えの部分もちーちゃんはとても大切にしている
そして、何より真奥だけではない「みんな」の時間を大切に想い
自分の無力さを感じつつもいつも出来る事を探している
だからこそ繰り出せた質問、胸にしみました(ノД`)
そして、ちーちゃんに送り出された
魔王さまたちの異世界での逆転劇
「冷奴と茗荷の借りをいつか必ず返しに来る」
それはここから始まる
アルシエルの符丁
それを読み解き
溢れる気持ちを抑えられなくなるエミリアさんの姿に
ジンときました
ヴィラ・ローザ笹塚のひとつ屋根の下
あの食卓を大切に想うみんなだからこそ通じる
あの暖かい記憶に繋がる符丁
魔王さまたちの反撃の狼煙として
これほどふさわしいものもないでしょうか
そして、すったもんだで
満を持しての
魔王さまの戦場への乱入
今回はスクーターを乗り回して
火炎瓶を武器に登場という暴走族スタイル(笑
相変わらずどこかしら情けない登場シーンなのが「らしい」
そして、その「らしさ」が何より
エミリアに仲間たちに安心感を与える
だから彼はカッコイイ^^
チートなまでのパワーアップ
天使たちの一掃はパワーインフレしすぎ感もありましたが
すっきりしてこれはこれでありでしたでしょうか
そんなこんなでそれぞれが協力し合って取りもどしたあの時間
そのために頑張ったヴィラローザ笹塚に集う面々
みんな、すっかり家族で互いに互いを大切に思っている
と感じられる空気がやはり良いですね
終盤、帰郷のシーン
裏庭に集う魔王さまたちに千穂が駆け寄る姿は
アニメOPのワンシーンが思い出されたこともあり
予想通りだけどジンとくるひとコマでした
家族への「おかえりなさい」の暖かさや
その他にもエミリアと梨香の友情再確認やら
聖職者として一皮むけた鈴乃さんやら
それぞれ変わって行けている事が感じられるシーンが盛りだくさん
ここまでのひとつ集大成的なお話であったこともあり
シリーズファンとしては十分に楽しませていただきました
見所は多かったですがやはり
エミリアの心境の変化
少しだけ変わった真奥との距離感が
これまた格別に良かったでしょうか
ちょっと凹み気味な素直なエミリアさんに
いつも通りの憎まれ口混じりでしっかり受け止めてる魔王さま
前巻での告解、真奥が鈴乃を口止めした流れを知っているからこそ
真奥のその態度も度量の深さを感じますし
いい雰囲気でした^^
そんなわけでそれぞれに一皮むけたり
黒幕っぽいのが出てきたり
ついにミキティの正体が…!?だったりと
いよいよ物語は佳境へ入ってきた感あり
物語の確信も気になるところですが
エンテイスラ編でお休みだった
「はたらく」エピソードもちょっと恋しかったり
次回は一息、庶民派なお話も期待したいでしょうか
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如何に彼女が真奥に憧れているのか
そこにあるのは単純な恋心に留まらない
尊敬みたいないものも多分にあって
その教えの部分もちーちゃんはとても大切にしている
そして、何より真奥だけではない「みんな」の時間を大切に想い
自分の無力さを感じつつもいつも出来る事を探している
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これほどふさわしいものもないでしょうか
そして、すったもんだで
満を持しての
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今回はスクーターを乗り回して
火炎瓶を武器に登場という暴走族スタイル(笑
相変わらずどこかしら情けない登場シーンなのが「らしい」
そして、その「らしさ」が何より
エミリアに仲間たちに安心感を与える
だから彼はカッコイイ^^
チートなまでのパワーアップ
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すっきりしてこれはこれでありでしたでしょうか
そんなこんなでそれぞれが協力し合って取りもどしたあの時間
そのために頑張ったヴィラローザ笹塚に集う面々
みんな、すっかり家族で互いに互いを大切に思っている
と感じられる空気がやはり良いですね
終盤、帰郷のシーン
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アニメOPのワンシーンが思い出されたこともあり
予想通りだけどジンとくるひとコマでした
家族への「おかえりなさい」の暖かさや
その他にもエミリアと梨香の友情再確認やら
聖職者として一皮むけた鈴乃さんやら
それぞれ変わって行けている事が感じられるシーンが盛りだくさん
ここまでのひとつ集大成的なお話であったこともあり
シリーズファンとしては十分に楽しませていただきました
見所は多かったですがやはり
エミリアの心境の変化
少しだけ変わった真奥との距離感が
これまた格別に良かったでしょうか
ちょっと凹み気味な素直なエミリアさんに
いつも通りの憎まれ口混じりでしっかり受け止めてる魔王さま
前巻での告解、真奥が鈴乃を口止めした流れを知っているからこそ
真奥のその態度も度量の深さを感じますし
いい雰囲気でした^^
そんなわけでそれぞれに一皮むけたり
黒幕っぽいのが出てきたり
ついにミキティの正体が…!?だったりと
いよいよ物語は佳境へ入ってきた感あり
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Tag: ライトノベル