綴る想い―届かなかった恋【アニメ WHITE ALBUM2 #11】

もしも雪が溶けて、ただ春が来ていたのなら―

あの日、あの時、あと一歩があったら
もしも、だったなら、そうあってほしかった

雪が溶けてただ春が来てくれるだけだったのなら…
その結末は望んだモノになれたのだろうか―

母親が世界の全てだった
だから世界の全てを失ったと思っていた
そんな彼女が出会った新しい世界
優しく笑えるようになれた
けれどその世界もまた
手の届かない場所へと去っていく―

振り返るあの日々
冬馬かずさ
雪が溶け、そしてまた雪が降るまで

あの夏の日も
あの最高の日も
その祭りのあとも

ずっとずっと想っていた
そして、ずっとずっと耐えていた
なのにどうして
今さら踏み込んでくるんだ
悲痛な想い
溢れる

交わしたキスの苦さ
何でそんなに慣れてるんだよッ

罪悪感、それでもなお抑えられない強い想い
そこに雪菜の存在を感じない訳にはいかなかったから
だから一番先に口をついてしまったのは嫉妬

この台詞をこのタイミングではかせる
原作でも思いましたが巧いな～切ないな～
かずさ自身の心を傷つけ
春希の心も突き刺す
何と殺傷能力の高い言葉か

そんなこんなでかずささんのターン
回想の使い方がお見事

アニメ版
もともと内容として華やかさが少なく地味なだけに
始まる前は正直、大コケする懸念さえありましたが
シナリオ、演技のつけ方は
ここまでほとんど文句なしな高クオリティ
これは胸えぐるラストシーンもかなり期待できそう

訪れてしまった
3人でいられなくなった瞬間
彼は、彼女は
果たして何を選び、何を手放すのか
次回も目が離せなさそうです

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