頂の景色【ちはやふる(24) (Be・Loveコミックス)】

最高峰で垣間見る人間ドラマ

かるたに全身全霊をささげる選手の肖像が熱い
この瞬間はただかるたの事だけを思って
がんばってもらいたい

しかしてそうはいられない
入り混じるノイズ
選手の心を乱すそれを
果たして彼ら彼女らは制御できるのか？！

かるたに捧げてきた人生
それ故の孤独を抱えるクイーン・詩暢

同じ道を行く者として
共感を得ていたちはやが
クイーン戦予選より修学旅行を選んだ事実に
理解してくれたのではと感じた祖母の応援に
打算を透かし見てしまったことに

揺れる

小さなすれ違い
だけどかける想いは大きいから
ダメージも思う以上に深くて…
互いにかける想いは
決して軽いわけではないのに
切なく心かき乱されます

一方の名人戦
全身全霊を傾ける原田先生に
対する周防名人はいつもの厭らしさ
傍から見ると真剣みを感じられない彼のやり方に
怒りよりもやるせなさを感じれしまう訳ですが
そんな名人にも何やらかけるモノはありそうで…

魅せますね～
ただのかるた勝負に終わらない
それぞれに背負うものがある

そんな「人間」を感じられるお話だから
こんなにも勝負が熱い

相も変わらず上質な熱血群像劇でした
そんな熱い勝負の行方は果たして…
次巻も見逃せませんね＾＾


おまけ漫画の机くん
体育大会・部活動対抗リレークライマックス
転んだ吹奏楽部女子の手を引いての同時一着
イケメン過ぎて惚れるｗ
学内での評価うなぎのぼりだろうな～
しかしてその裏にあったのは
彼らしい出る杭として打たれないため打算
さすがですｗｗ


▼関連記事
この道は険しく―【ちはやふる(23) (Be・Loveコミックス)】
仰げば尊し【ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス)】
いくつになっても【ちはやふる(21) (BE LOVE KC)】
すべての道は【ちはやふる(20) (BE LOVE KC)】
ただその先だけを求めて【ちはやふる(19) (BE LOVE KC)】


にほんブログ村