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〝半ひきこもりさん〟なわたしの二次元への日々の沈みっぷりを気まぐれに

紅茶の香りのするあの部屋で―【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9 (ガガガ文庫)】

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9 (ガガガ文庫)
(2014/04/18)
渡 航

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どこまでも潔癖で
どこまでも不器用な彼らに
共感せずにはいられない
輝かしくもほろ苦い青春ストーリー
9

欲しかったモノは―



問い続ける事、ただそれだけが出来る事
ただ一つの正しい答えなどない
きっとこれからも間違える
でも、手に入れたいものがあるから
だからどんなに痛くとも苦しくともそれを続けていこう

どこまでも不器用な奉仕部の面々が
もう一度スタートラインに立つ第9巻

夏の、文化祭の焼き増し
それは間違いだったと突きつけられる痛々しい前半
確かに救えたものもあったはずなのに
今は何もかもが間違っていたように思う

そして、それをしてしまった以上
責任を負わなければならない
どんなに軽口をたたいていても
ここが比企谷八幡という人間の
どうしようもないまでの
偏屈さであり純粋さでもあり

それはきっと世渡り下手とか
生きるのが下手とか言われてしまう部類の
頑迷さではあるのだろうけど
一方で何にもまして尊い純粋さでもあって
だから彼
そして、同じような真っ直ぐさを持つ
彼女らに好感が持てる

だからこそこの前半は辛かった

そして、その前半が
ここ数巻の鬱屈としたモノがあればこそ
光る転換シーン

俺は、本物が欲しい

泥臭くてとも心から滲む想いの吐露
もう一度始まる奉仕部の時間
その「らしい」逆転劇の後半
歯車がかみ合いだす
奉仕部3人の「らしい」掛け合いの復活

カタルシスある
正しく青春なストーリーが素敵でした

新生徒会長・一色さんが思いの外
いい役回りでした
八幡の熱に充てられて
変わっていく
変化の象徴のひとつ

奉仕部外の彼女が
変わっていく事が
今までとは違う結果につなげられた
ひとつの証左
結末に花を添えてくれました

そして、今回のMVPは
そんな生徒たちをしっかり見守り
導いた平塚先生
八幡へのアドバイスが実に「先生」でした

誰かを大切に思うということは
その人を傷つける覚悟をすることだよ

象徴的なこの台詞然り
先達としていえる事
今、彼に必要な事
答えを渡すのではなく
助言する

ホントきちんと生徒を見ているいい先生です
素直にカッコよかった

そんな訳で
ようやく再びのスタートラインに
たどり着いた奉仕部

一方でイケメン葉山くんが抱える闇やら
雪乃さんとこの姉妹問題
彼女の言う「いつか、私を助けてね」の意図することろなど
青春の壁はまだまだ盛りだくさん
彼らがどう問い続けていくのか
今後も目が離せませんね

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[ 2014/05/04 20:37 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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