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読んだ本(2014.8)

2014年8月読了本まとめ

覚書代わりにペタリ


7月0に続き8月もぼちぼちにて終了


2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1716ページ
ナイス数:54ナイス

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)感想
好きだから見える事、好きだから見せれない事。演劇をモチーフに語られる正統派のど真ん中を行く吸血鬼青春恋愛物語第2巻。主人公・ヒロインのカップルが実に鉄板で壁ドンに困らない展開でありながらきちんと切ない恋模様も描けている当りに巧さあり。お話も時に笑いを交えつつも哀愁もあり、加えて1巻の中で一つのテーマ性を描き切っているなど、これぞエンターテイメントラブストーリーの王道といった高い完成度。次巻も安定して期待が出来そうです。
読了日:8月31日 著者:野村美月
ぼくのゆうしゃ (5) (富士見ファンタジア文庫)ぼくのゆうしゃ (5) (富士見ファンタジア文庫)感想
脇を固める屑大人代表大魔導士と新キャラ・天然残念魔法少女、その真価。完全にネタと見せてからのちょっといい切ない青春回顧にカタルシス得られる種明かし。主人公より主人公らしいヒーロー・ヒロインのコンビになっている辺りが堪らない。際物の皮をかぶった王道ストーリーはいつも通り、後味のいい結末だった分、前巻より読後感すっきりなのがよかったです
読了日:8月24日 著者:葵せきな
冴えない彼女の育てかた FD (富士見ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた FD (富士見ファンタジア文庫)感想
ドラマガ掲載短編収録。書下ろし1編。短編は4コマ漫画的なノリでキャラの強さとテンポの良い会話劇の魅力がより引き立ちます。そして、オチは安定の加藤さん。ラストを飾る1編はキャラを使った内輪コメディとして面白いですが、6巻での彼女の気持ちを補完する形にもなっており、7巻へのつなぎとしてもいいエピソードでしたでしょうか。
読了日:8月22日 著者:丸戸史明
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)感想
シリーズ4冊目。櫻子さんファミリーというか再登場キャラが増えてシリーズもの、キャラ小説としては熟成期へ。お話も短~中編はそのキャラの魅力で押し切れるようになってきました。メイン3編目がストーリーとしては凄みが出得るモチーフが詰め込まれ、中々の雰囲気が出ていましたが、一方でそういった見せたいモノは分かるもそこへの繋げ方に作者の作意を感じるぎこちなさを感じる部分もあり、その辺りの話運びについてはもう一歩洗練がほしいところでしょうか。
読了日:8月18日 著者:太田紫織
モブ恋 (電撃文庫)モブ恋 (電撃文庫)感想
冴えない彼女のそだてかたライト。ギャルゲ時空でギャルゲ展開に物申す流行のメタネタを使った主人公の友達Aが普通なモブ子さんをヒロイン化ストーリーという物語自体が平凡な学園ラブコメ。幼馴染も異世界人もいるんだよ、という世界観ながら、メタネタでのドタバタはほとんどなく、ファンタジーは匂わせ程度。あくまでモブ男&モブ子が臆病な自分から一歩踏み出し、クラスの人気モノへの恋に頑張るといった風な普通の青春ストーリーに軸足を置いている分、読み口がくどくないのがよいところでしょうか
読了日:8月16日 著者:志村一矢
俺の教室にハルヒはいない (3) (角川スニーカー文庫)俺の教室にハルヒはいない (3) (角川スニーカー文庫)感想
キャラ増加、水着回とイベントだけみれば順当に学園ハーレム化が進む第3巻。しかし、独特の雰囲気感からよくある学園ハーレムモノとは違った印象を受ける。淡々として起伏を感じさせない進行が何故かスルスルと読みやすく悪くなく感じる。それは主体となっている中身がありそうでない会話劇、そこにこの年代の若者らしさを感じられるのが要因か。インパクトのあるシーンはあまりなく、具体的な内容は印象に残りませんが、読後感は何となくいい感じという不思議な感覚。その独特の空気感を好きになれるか否かが全てでしょうか。
読了日:8月6日 著者:新井輝

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