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読んだ本(2015.1)

2015年1月読了本まとめ

覚書代わりにペタリ

最近は
あまり読んでいませんでしたが
日常の謎系統のミステリが
自分はやはり好きだな~と
再認識だった1月


2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2060ページ
ナイス数:47ナイス

遠まわりする雛 (角川文庫)遠まわりする雛 (角川文庫)感想
青くほろ苦い高校生青春小説の色を持つ日常ミステリ、古典部シリーズ第4弾。前作までの幕間を埋める短編集。春から再びの春へ移り変わる中で自身の在り方を模索する高校生らしい青臭さ、やるせなさを随所に織り込むシリーズらしい青春小説のノリは変わらず。また短編集と日常ミステリの相性の良さも感じる各編のクオリティの高さがある一方で1年という時間、登場人物たちの心の移り変わり、距離を短編貫く軸となっており、1冊としてもまとまりのある安定の出来でした
読了日:1月17日 著者:米澤穂信
現場論: 「非凡な現場」をつくる論理と実践現場論: 「非凡な現場」をつくる論理と実践感想
競争力の肝となりうる現場力、その本質、鍛え方を多くの現場を取材してきた著者が論理的に語る。論の組み立て方、図案などの要所で用いり方が明快で主張が分かりやすい。現場改善に当たり、その土壌としてまず腹落ちしておくべき内容として確かに実際と照らしてみて腑に落ちる、なるほどといった面のある話でした
読了日:1月16日 著者:遠藤功
ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)感想
甘酸っぱい系スローステップカップルに悶えつつ、ライトオカルトミステリをスパイスに。長期シリーズの1話完結系連ドラを見ているよな偉大なるマンネリ感。今巻、初登場、中学時代の気の置けない親友との男の子らしいバカなやり取りというのもある意味相手が変わっているだけで前巻と同じ構図。シリーズが好きならいつも通り楽しめるといった印象でした。また長いシリーズだからこそ、といえるオカ研誕生秘話などもあり、いよいよシリーズとして安定してきた感。
読了日:1月16日 著者:櫛木理宇
千年ジュリエット (角川文庫)千年ジュリエット (角川文庫)感想
数多の想いが溢れ、引き継がれる場所。南総里見&日常ミステリテイストのユーモアある小気味良い語り口に情感あふれるエピソードが魅力の高校吹奏楽部青春物語第4弾。文化祭編。吹奏楽部の主役格ふたりからちょっと離れ、今まで登場してきた脇を固める仲間、その外側、ゲストに主眼を置いたことで誰しもその人だけの物語のを持っている感がより青春モノとしての魅力、高校の文化祭というノスタルジー呼ぶ雰囲気を引き立てた印象。
読了日:1月16日 著者:初野晴
モブ恋 -2nd- (電撃文庫)モブ恋 -2nd- (電撃文庫)感想
モブから眺める物語。語り手の行動は誰にも知られず空回り、物語はそんな語り手とは無関係に進む。不思議な達観を味わえるが、蚊帳の外感が強く、全体的に淡々とした印象になっている気も。まあ、そこがこの作品の独自色の部分でしょうが。
読了日:1月15日 著者:志村一矢
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)感想
想いの功罪。恋い焦がれる想いに翻弄される青春模様。吸血鬼となった少年の懊悩、永遠などないだけど―。青臭く、使い古されたテーマ、答えも直球。だけど傷つきながら不器用ながらもどこまでも真摯に向き合おうとする登場人物たちの在り方が、実に好感が持てるモノで響く物語に仕上がっている。それだけに詩也と綾音の行き着いた結論。根を同じくするはずなのに決定的にすれ違ったラストのやり取りがぎゅっときました。
読了日:1月11日 著者:野村美月

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