すっごく痛くてどうしようもなく温かい【WHITE ALBUM2-closing chapter- 1周目 小春ルートクリア】
![]() | WHITE ALBUM2-closing chapter-(初回限定版)【予約キャンペーン特典「書き下ろしドラマCDセット」付き】 (2011/12/22) Windows 商品詳細を見る |
雪が降りしきる中
掛け違えた想いは行き場を失い
3人は2人になり
2人は1人と1人になった
あれから3年
未だ癒える事のない傷を抱えたまま
前にも後ろにも進めずにいた
ファンタジー抜きの現代劇を書かせたら
右に出るものなしのシナリオライター
丸戸史明 最新作
痛く切ない三角関係、そのひとつの終わり
あまりにも思い入れが強すぎて
何のかんのでプレイしそこなっていましたが
ようやく1周目 小春ルートクリアです
シナリオはさすがの丸戸さん
どうしようもなく痛くて切なくて
そして、温かさ染みる文句なしのストーリーでした
以下は内容にふれつつ感想のだだ流し
未プレイの方はご注意
共通頭から通して8H30min
お節介委員長な小春ルートクリアです

キャラとしては委員長としてのお節介焼き
大人びた部分の一方で仲が深まるにつれてみせる
歳相応な甘えが可愛らしく
自分の芯を曲げない強さもある the 年下委員長でした
シナリオ、テキストはさすがの丸戸印
キャラたちの洒落っ気のある言葉遊びの軽妙なやりとりとか
その辺のクスリとさせくれるうまさ
伏線の張り方
回想の使い方のうまいことうまいこと
それが今回 痛さの方で多分に発揮されるため
凄まじく心を掻き乱されるシナリオでした
それでいて重過ぎないというかぐいぐいひっぱっていく力があるから
落とし加減が絶妙というか
最初に大きく来たのは
共通ルートで
バイトで雑誌にかずさの記事を
書く事になったときのシーンからの流れ
共通のクライマックス
ホワイトアルバムの曲をバックに
かずさの思い出のフラッシュバック
平行して新ヒロインたちが春希たち3人の
学園祭でのステージ映像を見て
それぞれにちょっとした思いを生むシーン
春希のやりきった感のある姿と
楽しかった過去と今 その違いから来る切なさ
そんな中でも思い出として
記事という形に出来たということで
少しでも前に進めるのではないかという
少しの希望とで春希のやりきった感に
なんかえらく感情移入しちゃいました
それだけにその記事が雪菜との
関係修復を遮る大きな壁を
認識させる小道具になる後の展開はめちゃくちゃ
ダメージ受けましたorz
そして、その攻撃力は
個別ルートに入ってもとどまる事を知らず
共通、個別ルート序盤では
3年前と変わらない
春希の仕切り屋、お節介ぶり
それに口では愚痴りながらも
春希に信頼をおいていることのわかる
温かいバイト先の面々とのやりとり
お節介の権化で頭が回転の速い
という昔の春希そのものな性格の小春
そんな似たもの同士のふたりの
ふくむとこありまくりな会話のやりとり
いつも理論武装で誰も彼もをへこませてきた
春希がやりこまれたり
と明るい人間関係がまだ残っている
持っているという描写が見れて
春希の変わらない部分、そのよさが
春希と同じような立ち位置で委員長として
信頼を得ている小春という存在を通して
認められている、許されているようで
かなりほっこりさせられました
にもかかわらず
後半はその小春の人間関係を
過去の春希をなぞるように
春希さえも通りえなかった最悪の形にまで
崩していくという鬼シナリオ
イタイ、イタイです
クラスで孤立していく流れはあまり容赦なく
ゆっくりと壊れていく小春の描写も痛かったですね
もうさっさとありがた迷惑なお節介やけよ、春希と
何度叫びたくなったことか
そんな春希たちを最後に救い上げたのは
春希の親友 武也
そして 雪菜
人との繋がりでつまづいて
人との繋がりに救い上げられる
この辺もいつもより作品全体の雰囲気が重くなっても
変わらない丸戸作品の根底に流れるもの
救われました
そして、何より
春希と小春の背中をそれぞれ押した雪菜が
いい女すぎでした
エンディングの幕引きも絶妙
ご都合だけどご都合過ぎないラインというか
リアルと虚構の作りこみバランス感覚がいいんですよね
人って痛くて弱くて醜いかもしれない
けれど見捨てたり、突き放したり、あきらめるなんてことはしない
いつだってどこにだって光はあるから
そういう前向きさ
頑張っていこうという温かさが感じられる
丸戸作品らしい締めでした
そんな訳で2周目は
出来るOL 真理さんルートあたりに突入していきたいかと思います
あまりに思い入れの強い作品で
何のかんので正月休み中のクリアは
タイムアップ濃厚ですが
ゆっくりじっくり進めていきたいと思います
まあ、やり始めたら不眠不休の勢いで引っ張られるシナリオですし
無理かもですが(笑

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お節介委員長な小春ルートクリアです

キャラとしては委員長としてのお節介焼き
大人びた部分の一方で仲が深まるにつれてみせる
歳相応な甘えが可愛らしく
自分の芯を曲げない強さもある the 年下委員長でした
シナリオ、テキストはさすがの丸戸印
キャラたちの洒落っ気のある言葉遊びの軽妙なやりとりとか
その辺のクスリとさせくれるうまさ
伏線の張り方
回想の使い方のうまいことうまいこと
それが今回 痛さの方で多分に発揮されるため
凄まじく心を掻き乱されるシナリオでした
それでいて重過ぎないというかぐいぐいひっぱっていく力があるから
落とし加減が絶妙というか
最初に大きく来たのは
共通ルートで
バイトで雑誌にかずさの記事を
書く事になったときのシーンからの流れ
共通のクライマックス
ホワイトアルバムの曲をバックに
かずさの思い出のフラッシュバック
平行して新ヒロインたちが春希たち3人の
学園祭でのステージ映像を見て
それぞれにちょっとした思いを生むシーン
春希のやりきった感のある姿と
楽しかった過去と今 その違いから来る切なさ
そんな中でも思い出として
記事という形に出来たということで
少しでも前に進めるのではないかという
少しの希望とで春希のやりきった感に
なんかえらく感情移入しちゃいました
それだけにその記事が雪菜との
関係修復を遮る大きな壁を
認識させる小道具になる後の展開はめちゃくちゃ
ダメージ受けましたorz
そして、その攻撃力は
個別ルートに入ってもとどまる事を知らず
共通、個別ルート序盤では
3年前と変わらない
春希の仕切り屋、お節介ぶり
それに口では愚痴りながらも
春希に信頼をおいていることのわかる
温かいバイト先の面々とのやりとり
お節介の権化で頭が回転の速い
という昔の春希そのものな性格の小春
そんな似たもの同士のふたりの
ふくむとこありまくりな会話のやりとり
いつも理論武装で誰も彼もをへこませてきた
春希がやりこまれたり
と明るい人間関係がまだ残っている
持っているという描写が見れて
春希の変わらない部分、そのよさが
春希と同じような立ち位置で委員長として
信頼を得ている小春という存在を通して
認められている、許されているようで
かなりほっこりさせられました
にもかかわらず
後半はその小春の人間関係を
過去の春希をなぞるように
春希さえも通りえなかった最悪の形にまで
崩していくという鬼シナリオ
イタイ、イタイです
クラスで孤立していく流れはあまり容赦なく
ゆっくりと壊れていく小春の描写も痛かったですね
もうさっさとありがた迷惑なお節介やけよ、春希と
何度叫びたくなったことか
そんな春希たちを最後に救い上げたのは
春希の親友 武也
そして 雪菜
人との繋がりでつまづいて
人との繋がりに救い上げられる
この辺もいつもより作品全体の雰囲気が重くなっても
変わらない丸戸作品の根底に流れるもの
救われました
そして、何より
春希と小春の背中をそれぞれ押した雪菜が
いい女すぎでした
エンディングの幕引きも絶妙
ご都合だけどご都合過ぎないラインというか
リアルと虚構の作りこみバランス感覚がいいんですよね
人って痛くて弱くて醜いかもしれない
けれど見捨てたり、突き放したり、あきらめるなんてことはしない
いつだってどこにだって光はあるから
そういう前向きさ
頑張っていこうという温かさが感じられる
丸戸作品らしい締めでした
そんな訳で2周目は
出来るOL 真理さんルートあたりに突入していきたいかと思います
あまりに思い入れの強い作品で
何のかんので正月休み中のクリアは
タイムアップ濃厚ですが
ゆっくりじっくり進めていきたいと思います
まあ、やり始めたら不眠不休の勢いで引っ張られるシナリオですし
無理かもですが(笑

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