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読んだ本(2015.11)

2015年11月読了本まとめ

覚書代わりにペタリ


2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1587ページ
ナイス数:58ナイス

できそこないの魔獣錬磨師 (富士見ファンタジア文庫)できそこないの魔獣錬磨師 (富士見ファンタジア文庫)感想
スライムでドラゴンに勝つポ○モン。格付けをパートナーのモンスターと努力で覆すという骨子は王道だが、世界観、キャラ造形はその手のゲームテキストのテイストが色濃く、特にバトル描写は「効果はばつぐんだ!」みたいなRPG戦闘テキストのノリで淡泊な部分あり。キャラ造形も悪い意味でその辺りのRPGからひっぱてきた年齢低めの少年少女で読み物のキャラとしては少々魅力に欠けるか。
読了日:11月25日 著者:見波タクミ
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 (角川文庫)感想
愛憎に振り回される3編の先、描かれた千差万別な人との繋がり方、その功罪、紡ぎ出されるのは彼女との決定的な違い。それを自覚することで正太郎が得たのは櫻子との距離感。ありたいと願う関係のカタチ。そこに連作として収束させることで全体の読後感がよくなると同時、シリーズものの一編として無難な着地になったか。
読了日:11月25日 著者:太田紫織
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密 (角川文庫)感想
正太郎と櫻子さんの出会いの事件から始まり、忍び寄る仇敵の悪意に戦慄するシリーズ6作目。いつもより駄肉部分が少な目でシンプルでしっかりと順序だったストーリー構成になっており、読みやすく物語に入り込みやすかった点がプラス。そして、定番のトリックにより薄皮一枚日常のすぐ隣までやってきた全ての黒幕たる花房が敵役としてのキャラクターがいよいよ確立されたり、正太郎が櫻子の相方としてひとつ覚悟を見せるなどキャラクター小説としての魅力も上昇中,キャラものミステリ系小説として満足感のある一冊でした。
読了日:11月24日 著者:太田紫織
冴えない彼女の育てかた (9) (ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた (9) (ファンタジア文庫)感想
それは誰に捧ぐ書きかけのラブレターか。すれ違う人間関係、サークル崩壊の危機に倫也が選んだのは粗削りで丸裸な感情を創作にぶつけること。このこっぱずかしいまでの青臭さが生む熱量に引き込まれ、今巻もラストまで一気に読まされました。ヒロイン的にはフラットさんと幼馴染の2強体制になりつつありますが詩羽先輩や子犬系後輩系ヒロインやらいとこさん含め各々しっかり魅せ場、魅力的シーンがありで満足。次巻は今巻を受けてのガールズたちのターンらしいので彼女たちがこのこっぱずかしいラブレターを前にどんなやり取りをするのか楽しみです
読了日:11月23日 著者:丸戸史明
ゲーマーズ! (3) 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム (ファンタジア文庫)ゲーマーズ! (3) 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム (ファンタジア文庫)感想
リア充弾けろ!ゲームが縁で交わりあった高校生少年少女のバットコミュニケーションラブコメ第3巻。愛すべき性根のまっすぐな子たちがすれ違いラブコメで七転八倒。どうしてそうなった!なコメディ部分の切れ味は今巻も抜群。会話劇のみながら雨野&天道カップルの照れ隠し含めぶっ飛んだ掛け合いは初々しさたっぷりだったりで十分楽しませてくれます。そして、絡み合う人間関係はついに佳境を迎える!な引き。実に巧みなストーリーテイリングに次巻も見逃せないですね
読了日:11月22日 著者:葵せきな
櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図 (角川文庫)感想
櫻子さん過去編とフィクサーをキャラ付けするための丸々1巻つなぎ巻の印象。初の長編だが中身としては中編に整理できる内容でひたすら証言者のお話を聞きに北海道東奔西走旅行記ぶりは印象操作のため意図的にやったのだろうが焼増し会話を何度も淡々と見せられるような展開はやはりだれる
読了日:11月3日 著者:太田紫織

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