だけど、今この時だけは―【アニメ 響け!ユーフォニアム2 #7】
アニメ 響け!ユーフォニアム 2
第7話 えきびるコンサート
駅ビルでの補欠含めた全員参加の演奏会を前に
北宇治吹部に舞い込んだ火種
それはいつも飄々としている
あすかに纏わる
メンバーたちにとってはとても唐突なモノで―
分かり合うなんて事、不可能だとしても
今、このときだけは
きっと繋がれている―
退部の危機に立つ
あすかの事情と
吹部メンバーの想いと
母子家庭のひとり娘
ヒステリー気味の母親の期待を一身に背負う
何でも卒なくこなす
「特別」な副部長・あすか
でも
彼女には彼女の抱えるモノがあった
だから
彼女もまたたったひとりの「特別」ではなく
わたしたちと同じ「特別」

そんな「特別」の実際を
あすかは知っているからこそ
時に仲間に対しても一線を引いたような
冷めた目線を投げているかのように見えたのでしょうか
それは
全国を目指し
長い時間を共に戦っていても
各々のバックボーンまでは共有できない
他人はどこまでいっても他人同士
相手の事情はどこまでいっても他人事以上になりはしないから
そんな達観があったのかなと感じました
一方で
けれども
だからこそ
この瞬間
たったひとつの目標を胸に
今、この瞬間に最高の音を奏でる
音を奏でるこの時間だけは繋がっている
他人事ではなく
確かに互いに互いを支え合えられる
そんな時間である事を確信できるのかもしれない
それが
彼女たちが今この時、「全て」だと感じているのであろう
客観的に見ればたわいのない
だけどその時間を生きる彼女たちには
譲れない「部活」という時間
「青春」という輝きだったりするのだろうか
頼りなげながらも
譲れない「本気」がある部長はるかの
想いのこもった語りと
応える
りぼんちゃんの「舐めないでください」にこもる熱量
それを総意だと頷く仲間たち

そして
駅ビルコンサートの演奏描写では
各々がそれぞれが先陣切って音を奏でるカットありで
そこからも
それぞれがそれぞれに「本気」を
持っている事が見える
輝いていますね
まぶしい
そんなこんなで
あすか先輩の事情が垣間見られた
第7話
根本解決はしてないように見えますが
彼女を支えるモノの確かさが見える熱い回でしたでしょうか

はるか、かおり、あすかの
語られはしないけれど
きっとあったと確信できる
積み上げてきた時間
それが彼女たちの中で占める大きさを感じられる当りが
描写の丁寧さを物語っていた感
そして
3年生たちを主眼にしつつも
脇の描写も怠らない
「同じ時間を重ねたからこそ」
そんな主題をメインの3年生ズだけでなく
1年生たちのやり取りからも補完する
聴衆の前での演奏経験の少ない補欠・葉月の緊張を
解すために麗奈が口にした励ましもまた
入学当初の彼女からは絶対出なかった言葉でしょう
それは同じ時間を過ごし
共に奏でる音から
どれだけ真摯に音と向き合ってきたから
互いに知れているが故
その積み重ね
それが3年間、積み上げられた先に
あすか、はるか、かおりたちのような関係がある
青春です
そんな中
姉妹として
吹奏楽を楽しむモノとして
同じ時間を共有していた事のあるはずの
黄前ちゃん姉の迷い
中々に引っ張りますが
次回あたり踏み込んでいくのかしらん
久美子さんがどう絡んでいくのか含め
注目です

【追記】
物語の横糸
久美子の友人
他校、立華の梓


第3者からの視点を入れる事で
北宇治の時間が本物である事を伝える役どころとして
機能していた感
完全な第3者ではなく
過去の久美子を知るからこその部分
同じ吹部を志すモノだからの部分と相まって
いいお話の支えになっているかなと感じました
外伝的シリーズで
主役を張っているようで
一度そちらのお話も
読んでみたいと思わせるものがありました^^
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「特別」な副部長・あすか
でも
彼女には彼女の抱えるモノがあった
だから
彼女もまたたったひとりの「特別」ではなく
わたしたちと同じ「特別」

そんな「特別」の実際を
あすかは知っているからこそ
時に仲間に対しても一線を引いたような
冷めた目線を投げているかのように見えたのでしょうか
それは
全国を目指し
長い時間を共に戦っていても
各々のバックボーンまでは共有できない
他人はどこまでいっても他人同士
相手の事情はどこまでいっても他人事以上になりはしないから
そんな達観があったのかなと感じました
一方で
けれども
だからこそ
この瞬間
たったひとつの目標を胸に
今、この瞬間に最高の音を奏でる
音を奏でるこの時間だけは繋がっている
他人事ではなく
確かに互いに互いを支え合えられる
そんな時間である事を確信できるのかもしれない
それが
彼女たちが今この時、「全て」だと感じているのであろう
客観的に見ればたわいのない
だけどその時間を生きる彼女たちには
譲れない「部活」という時間
「青春」という輝きだったりするのだろうか
頼りなげながらも
譲れない「本気」がある部長はるかの
想いのこもった語りと
応える
りぼんちゃんの「舐めないでください」にこもる熱量
それを総意だと頷く仲間たち

そして
駅ビルコンサートの演奏描写では
各々がそれぞれが先陣切って音を奏でるカットありで
そこからも
それぞれがそれぞれに「本気」を
持っている事が見える
輝いていますね
まぶしい
そんなこんなで
あすか先輩の事情が垣間見られた
第7話
根本解決はしてないように見えますが
彼女を支えるモノの確かさが見える熱い回でしたでしょうか

はるか、かおり、あすかの
語られはしないけれど
きっとあったと確信できる
積み上げてきた時間
それが彼女たちの中で占める大きさを感じられる当りが
描写の丁寧さを物語っていた感
そして
3年生たちを主眼にしつつも
脇の描写も怠らない
「同じ時間を重ねたからこそ」
そんな主題をメインの3年生ズだけでなく
1年生たちのやり取りからも補完する
聴衆の前での演奏経験の少ない補欠・葉月の緊張を
解すために麗奈が口にした励ましもまた
入学当初の彼女からは絶対出なかった言葉でしょう
それは同じ時間を過ごし
共に奏でる音から
どれだけ真摯に音と向き合ってきたから
互いに知れているが故
その積み重ね
それが3年間、積み上げられた先に
あすか、はるか、かおりたちのような関係がある
青春です
そんな中
姉妹として
吹奏楽を楽しむモノとして
同じ時間を共有していた事のあるはずの
黄前ちゃん姉の迷い
中々に引っ張りますが
次回あたり踏み込んでいくのかしらん
久美子さんがどう絡んでいくのか含め
注目です

【追記】
物語の横糸
久美子の友人
他校、立華の梓


第3者からの視点を入れる事で
北宇治の時間が本物である事を伝える役どころとして
機能していた感
完全な第3者ではなく
過去の久美子を知るからこその部分
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