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誰の為に、何の為に、どうやって【アニメ Re:CREATORS #11】


アニメ Re:CREATORS
11話 軒下のモンスター




明日、世界が滅ぶとしても
とりあえず林檎の種は植えとかないとね―


それを話したのは
誰のためでもなく自分自身の為

颯太が語る
敵の大将となっているアルタイル
その創作者との過去
レクリエイターズ第11話

羨望、嫉妬

いつもすぐ隣り合わせにある闇
足を取られてキズを負って、負わせて
大切に思えていた繋がりだったからこそ
自らの不甲斐なさからの後悔だと自覚があるからこそ
余計に語る言葉を紡ぐ事が重かった

その結果
更にキズは深くなり
更に多くの人を傷つけて

取り返せない罪を犯したのかもしれない
キズを負わせた誰かに何かを返す事はもう二度と出来なくても
それでも立ち止まり
忘却することは出来ない

まだ彼は生きていくから

だから
誰に必要なくても
颯太には必要だった語り

自分の行く場所を見定め
自分自身の物語を自分だけの為に紡ぐための
最初の一筆


物語を創る意味

飯の種である事は大前提なれど
みんなお話が好きで
創られたお話は共感され、物語となり
創り手は世界に自分が生きた証を残す
それは生きる事、そのものだから
だから
創る事をやめることは出来ない
だから
誰もが自分自身のための物語を
自分自身のためだけに紡ぐ
レクリエーター11-2

語られる言葉ひとつひとつを裏付ける描写
物語の幹の進行、つなぎの不足点は見られるも

「創作」からもらったモノへの想い

今まさに颯太がメテオラや鹿屋の言葉で自らを見つめ直しているように
他の道などないと盲目にならざるを得なかったセレジアたちが
自らの在り様を見つめ直してその上で尚、自らの世界を選んだように

「物語」との関わり合いの中で変わった事、変えれた事や
「創作」への憧れや向き合い方や変えてくれたチカラや
関わる中で得た絆や、消せない想いや、トラウマや

そんな「共感」のある言葉や悩みや昏い想いが見られるから
だから、やっぱり好きな雰囲気の作品かなぁ

とりあえず
颯太の清算で前半戦は終了しそう
後半戦へ向けての指標が何になっていくのか
次回描かれるモノは見逃せないところでしょうか


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