一生懸命な女の子のやさしい恋物語っていやされます

毎巻、同名で別人の主人公、
異なるファンタジー設定で見せ方を変えてくる辺りに感心。
そして、各巻ラストでその設定を交えつつ
きちんと作品としてのテーマが
総括的かつ綺麗に表現され、読んでいて心地よかった。

またこの年頃の等身大の想いの描写に
定評のある作者だけにキャラクターが魅力的。

どの巻の女の子たちも感情豊かでよく動き
毎日、全力で一生懸命といった姿で描かれていて
読んでいて微笑ましく優しい気持ちになれる作品。

個人的にはこの6期の主人公が
一番恋愛する女の子描写が微笑ましくてお気に入り。

逆に7期に関しては主人公を中心とした人間関係の描写が弱く、
話としての力がなくなってきた気も。

まだ連載は継続中で現在８期をやっているそうなので
その辺りは頑張ってほしいかな。

とにもかくにも
思春期のおんなのこの優しいラブコメ。
暗い話がしんどいとき、癒されたいときにおススメ。