とても特別で素晴らしい事【アニメ ヴァイオレット・エヴァーガーデン #6】
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第6話
どこかの星空の下で
人生でたった一度きりの出会いだとしても
この出会いは悲劇にあらず―

第6話
陸の孤島である天文台での
古書の写本事業に代筆屋として呼ばれたヴァイオレット
そこでもまた彼女は
人生でたった一度きりかもしれない出会いに出会う
一期一会
自動手記人形という職業の根底にあるのは
それへの憧憬、敬意なのでしょうか
ヴァイオレットと出会う事で閉じた世界から外に踏み出そうという勇気を得た
天文台・写本家のリオン
彼と出会う事でまたひとつ「愛している」の意味への
造詣を深めたであろうヴァイオレット
一期一会は尊い
200年に1度の彗星の訪れを通して
ヴァイオレットにとっての少佐との出会いの意味
自動手記人形として出会った来た一つ一つの出会いの意味
その先にいる今のヴァイオレットがここにいる意味
特別な風景、響く言葉
切なくなり、暖かくなり、噛みしめなくなる
そんな綺麗な物語
今回も単話短編としても完成度が高く
ヴァイオレットの成長物語としても完成度の高い
心が掴まれる物語だった
自動手記人形という職業の素晴らしさを
実感として手に入れたヴァイオレット
「とても特別で素晴らしい仕事」と自動手記人形という職業を
語る彼女の言葉はとても嬉しく暖かくなるいい言葉だった

一方で
先回ラストで投げかけられた
血塗られた手でひとを繋ぐ言葉を紡ぐのかという言葉に対する懊悩が
彼女の心に影を落としつづけている
でもその影は本当の意味で
「自身を生きる」事ができるようになったからこその悩みであり
それはきっと悪いだけの事ではなくて
それはヴァイオレットが「自身を生きる」事が出来ている事の証左でもあって
それは彼女をきっと人として深くしていっている
沈み
憤り
微笑み
そんなふうに生きる事が出来るようになったから
だから彼女は魅力的になった
未だ、感情と表情がちぐはぐなところはあれど
それも愛嬌と思えるくらいに
ヴァイオレットと初めて会ったリオンが惹かれてしまう程に
という訳で今回も素敵な物語でしたが
単話の出来に加えて感じるのは
シリーズ構成の妙
先回も時間軸を幾らか大きく進めていましたが
今回も前回ラストから時間を空けている
その感にヴァイオレットがどういう心情でいたのか
それをかつての学友であるルクリアたちの1シーンで
十二分に描いてしまえている当りが巧い

かつては落ちこぼれだったヴァイオレットが
今は国同士の姫、王子を繋いだ学友たちが誇れる自動手記人形となっている
ルクリアの気遣いにヴァイオレットなりのユーモアで返して見せる
ヴァイオレット自身の成長もあわせて感じられる
想像に任せる部分と
言葉を最小限に絵で見せる部分
この当りの緩急のつけ方の巧さが
この作品の抜群の雰囲気を支えていますね
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陸の孤島である天文台での
古書の写本事業に代筆屋として呼ばれたヴァイオレット
そこでもまた彼女は
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自動手記人形という職業の根底にあるのは
それへの憧憬、敬意なのでしょうか
ヴァイオレットと出会う事で閉じた世界から外に踏み出そうという勇気を得た
天文台・写本家のリオン
彼と出会う事でまたひとつ「愛している」の意味への
造詣を深めたであろうヴァイオレット
一期一会は尊い
200年に1度の彗星の訪れを通して
ヴァイオレットにとっての少佐との出会いの意味
自動手記人形として出会った来た一つ一つの出会いの意味
その先にいる今のヴァイオレットがここにいる意味
特別な風景、響く言葉
切なくなり、暖かくなり、噛みしめなくなる
そんな綺麗な物語
今回も単話短編としても完成度が高く
ヴァイオレットの成長物語としても完成度の高い
心が掴まれる物語だった
自動手記人形という職業の素晴らしさを
実感として手に入れたヴァイオレット
「とても特別で素晴らしい仕事」と自動手記人形という職業を
語る彼女の言葉はとても嬉しく暖かくなるいい言葉だった

一方で
先回ラストで投げかけられた
血塗られた手でひとを繋ぐ言葉を紡ぐのかという言葉に対する懊悩が
彼女の心に影を落としつづけている
でもその影は本当の意味で
「自身を生きる」事ができるようになったからこその悩みであり
それはきっと悪いだけの事ではなくて
それはヴァイオレットが「自身を生きる」事が出来ている事の証左でもあって
それは彼女をきっと人として深くしていっている
沈み
憤り
微笑み
そんなふうに生きる事が出来るようになったから
だから彼女は魅力的になった
未だ、感情と表情がちぐはぐなところはあれど
それも愛嬌と思えるくらいに
ヴァイオレットと初めて会ったリオンが惹かれてしまう程に
という訳で今回も素敵な物語でしたが
単話の出来に加えて感じるのは
シリーズ構成の妙
先回も時間軸を幾らか大きく進めていましたが
今回も前回ラストから時間を空けている
その感にヴァイオレットがどういう心情でいたのか
それをかつての学友であるルクリアたちの1シーンで
十二分に描いてしまえている当りが巧い

かつては落ちこぼれだったヴァイオレットが
今は国同士の姫、王子を繋いだ学友たちが誇れる自動手記人形となっている
ルクリアの気遣いにヴァイオレットなりのユーモアで返して見せる
ヴァイオレット自身の成長もあわせて感じられる
想像に任せる部分と
言葉を最小限に絵で見せる部分
この当りの緩急のつけ方の巧さが
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Tag: アニメ