思春期は十人十色【青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない(電撃文庫)】
<電撃文庫>
青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない
思春期的悩みの訪れは人それぞれ違うタイミングだし
何度訪れるかもバラバラで
そこからの卒業も十人十色
思春期のココロの迷いが現実を浸食する「思春期症候群」を契機に
自分と向き合う若人たちの青春物語
青春ブタ野郎シリーズ・新章開始の第10巻
以下ネタバレあり感想
新キャラ続々、黒幕っぽいキャラもラスト登場と
新たな世界観の広がりを感じさせる新章らしい
大学編スタートの第10巻
そんな中でも既存キャラに各々「らしさ」を感じさせるシーンが
印象的に描けている辺りはさすが
(個人的には空気読める後輩・朋絵とのやり取りが好き^^
相変わらず空気を読んで、咲太が共有したいと思ったもやもやしたモノを
しっかり望むようにカタチにして答えてくれる朋絵ちゃん、マジラプラスの小悪魔w)
またお話のテーマも
『空気を読めるようになるという社会的生き物としての成長の中で
見失った「自分」を改めて見つける』、このシリーズらしいお話
話の中心となった「空気が読めない」けど「自分」を持っていた
売り出し中の中堅アイドルグループリーダー・卯月が
彼女がそんな思春期の壁を越え、また新しいステージへ踏み出していくラストは
青臭くも眩しい清々しいモノでした
卯月が対峙した思春期の壁
「空気を読む」事をしらなかった事で得た自分の大切な人達をもっと知る為に選んだ道で
「空気を読む」事を知り
大切な人達を支えていた、ひっぱっていた「自分」を見失う皮肉
みんなの中、普通の中に埋もれ
はみ出した物を陰で嘲笑ったり、無責任に諫めたりする
でも、それが「正しい普通」、「大人になる」という事
ある意味醜いともいえる他者への感情は
無意識にせよ、意識的にせよ、自分の中にあると
感じる人は結構多いかと思いますが
そういった感情を向けると同時に
「本物」の「何モノか」になっているという羨望も向けていた輝きが
くすでんいく姿を見る事が本意ではないという部分もあるかと思います
だから
かつて花楓や咲太に紆余曲折の末で掴んんだ自分だけの在り方を
魅せてくれた卯月が「空気が読めるようになって」
社会的生き物としては正しく成長した、大人になってしまった姿が苦くて胸がざわつく
でも
かつて自分なりの在り様を示してくれた彼女は
きちんと「空気を読む」事をしった上で「自分」を見つけて見せる
「本物」はあると示してくれる
だからこそ彼女の「卒業」は胸を打つものがあったと思います
<追記>
特装版ドラマCD 青春ブタ野郎はパウダースノーの夢を見ない
30minドラマCD
桜咲いた直後の咲太へのご褒美スノボお泊り旅行の一幕
特段のイチャイチャもシリアスもない
いつも通りの、舞衣との心地よい距離感があり
気の置けない妹、後輩、友人がいる
そんな咲太が手に入れた穏やかな日常の一コマ的で強烈なインパクトはないが
和む雰囲気のドラマCDでした
▼関連記事(アニメ感想)
君の想いを受け取って―【アニメ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない#13(終)】
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君のせいで君のおかげだから【アニメ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない#10】
きっとありふれた姉妹の問題【アニメ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない#9】
ま、こんなもんだろって受け入れて【アニメ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない#8】
リケジョの受け入れ難いそれが【アニメ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない#7】
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印象的に描けている辺りはさすが
(個人的には空気読める後輩・朋絵とのやり取りが好き^^
相変わらず空気を読んで、咲太が共有したいと思ったもやもやしたモノを
しっかり望むようにカタチにして答えてくれる朋絵ちゃん、マジラプラスの小悪魔w)
またお話のテーマも
『空気を読めるようになるという社会的生き物としての成長の中で
見失った「自分」を改めて見つける』、このシリーズらしいお話
話の中心となった「空気が読めない」けど「自分」を持っていた
売り出し中の中堅アイドルグループリーダー・卯月が
彼女がそんな思春期の壁を越え、また新しいステージへ踏み出していくラストは
青臭くも眩しい清々しいモノでした
卯月が対峙した思春期の壁
「空気を読む」事をしらなかった事で得た自分の大切な人達をもっと知る為に選んだ道で
「空気を読む」事を知り
大切な人達を支えていた、ひっぱっていた「自分」を見失う皮肉
みんなの中、普通の中に埋もれ
はみ出した物を陰で嘲笑ったり、無責任に諫めたりする
でも、それが「正しい普通」、「大人になる」という事
ある意味醜いともいえる他者への感情は
無意識にせよ、意識的にせよ、自分の中にあると
感じる人は結構多いかと思いますが
そういった感情を向けると同時に
「本物」の「何モノか」になっているという羨望も向けていた輝きが
くすでんいく姿を見る事が本意ではないという部分もあるかと思います
だから
かつて花楓や咲太に紆余曲折の末で掴んんだ自分だけの在り方を
魅せてくれた卯月が「空気が読めるようになって」
社会的生き物としては正しく成長した、大人になってしまった姿が苦くて胸がざわつく
でも
かつて自分なりの在り様を示してくれた彼女は
きちんと「空気を読む」事をしった上で「自分」を見つけて見せる
「本物」はあると示してくれる
だからこそ彼女の「卒業」は胸を打つものがあったと思います
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桜咲いた直後の咲太へのご褒美スノボお泊り旅行の一幕
特段のイチャイチャもシリアスもない
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和む雰囲気のドラマCDでした
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Tag: ライトノベル