無限の地の功罪【アニメ アクセルワールド #10】

リアルでのラブコメ
加速世界におけるアバターでのやり取り
デフォルメ、仕草から来る萌え
さすがのサンライズのメカメカしさあるアバター
安定の面白さ
作画が安定してるのが効いています

ハルユキの妄想状態とか
タクムのメガネ博士ネタでのいじられとか
黒雪姫とニコのカミ付き合いとか
お約束の型もできてきてコメディ力が
上がってきているのも好印象です

そんなこんなで第１０話
加速世界の功罪が語られた回でした

まずは加速世界における親と子
黒雪姫センパイの語る
その絆の深さとそれ故の危うさ

強固な絆だからこそ
かけちがえてしまった時に
生まれる憎しみもまた重いものになってしまう

加速してるが故に積み重ねる時間は
どうしようもなく大きく
互いにリアルを知るが故に
その憎しみはどこまでも深刻なものになってしまう

黒雪姫センパイの親子関係
原作でも明確に誰かは語られていませんが
果たしてどんな因縁が横たわっているのでしょうか

そして、もうひとつ
赤の王ニコが語る王たちの結ぶ相互不可侵条約が生んだもの
加速世界が抱えてしまった矛盾

レベル10が加速世界のエンディングへ繋がる道なのか
加速の力を失うことを恐れ
それを確かめることを放棄した今の加速世界は
対戦格闘ゲームというその本質を歪めてしまっている

悩めるニコに対する
ハルユキのゲーマーとしての答え
彼の信じるゲームへの姿勢が感じられて
なかなかに熱かったですな

ここでのハルユキの語りは
黒雪姫からもらった
強さへ信念に通じるものがあるように思えました

理不尽への抗い
抗い続けることに意味がある

結果が全てではなく
全力を傾けた過程にこそ意味がある

そんな強い想いを
彼の言葉の裏に感じられたからこそ
ニコもハルユキの評価を上げたのではないかと思います

そんな様々な矛盾を抱えてしまった
加速世界の闇の象徴たる災禍の鎧
その討伐のため
加速世界の主戦場ともいえる
無制限中立フィールドに初めて降り立つハルユキ

原作を読んでいた時の
無制限フィールドのイメージは
もっと無味乾燥なものを想像していましたが
アニメでは結構街な感じの世界として描かれてきましたね

広大な風景もなかなかで
この辺は素直にアニメという映像媒体の強みを感じました

さてさて
そんな訳で今回は黄の王登場でのひき


次回は多対多の乱戦で
動きのあるバトルシーンの予感
燃える展開を期待ですw

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