読んだ本(2023.07)
2023年7月読了本 まとめ
覚書代わりにペタリ
ほんとに何年かぶりの
ひと月に数冊読めての
先月の読了まとめ
疲れてくると中々読み始めるまでのハードルが高いですが
読み終わるとやはり充足~
覚書代わりにペタリ
ほんとに何年かぶりの
ひと月に数冊読めての
先月の読了まとめ
疲れてくると中々読み始めるまでのハードルが高いですが
読み終わるとやはり充足~
7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2030
ナイス数:34
後宮の検屍女官4 (角川文庫)の感想
中華後宮検屍サスペンス。1巻から続く死王に纏わる後宮の権謀術数決着。過去の冤罪では味方もほぼなく多くを失った延明に新たに降りかかる今回の冤罪では桃花と共に成してきた事で出来た味方達がその冤罪を晴らすために奔走してくれる流れは定番だがやはり盛り上がる。ラストの真相発覚の流れ、太医令やその行動への推量度合いが高くやや拙速感はあったか。そして、延明と桃花、事件を通して互いを知り、絆を深めた二人のエピローグ。互いに欠けがたい相手になったのは確かながらその感情の中身はちょっとずれてる絶妙な距離感がやはり好きですね。
読了日:07月31日 著者:小野はるか
後宮の検屍女官3 (角川文庫)の感想
中華後宮検屍ミステリ第3弾。中華後宮という舞台特有さ、検屍描写等の中々に苛烈な描写に、二転三転させながら至る事件の真相へのロジック、共にしっかりしていて引っかかることなく読める。ここまでシリーズ各巻でそれぞれひとつの解決を見せつつもまだ暴かれていない犯人がいる事を示唆したままでの展開でしたがそろそろ山場の到来を感じる巻。それは桃花と延明の関係性にも。互いに抱えるモノを知り、結果同じ所を協力して目指すと改めての絆を結んだ感あるラストのやり取りはやるせない事件の解決後だからこそより響くシーンでした
読了日:07月29日 著者:小野はるか
後宮の検屍女官2 (角川文庫)の感想
中華後宮検屍ミステリシリーズ第2弾。大賞作の1作目を受けて順当にお話が広がり、後宮全体に広がるより大きな黒幕を思わせる展開へ。中華後宮という舞台が活きている。やるせなさや苛烈さもある愛憎劇からの事件を普段は変わり者ぐうたら女官が検屍に際しては凛とした活躍をみせる流れは監察医サスペンスドラマのノリを感じるか。そうした殺伐さもある愛憎渦巻く後宮の中だからこそ、互いに相手の本質をしっかり見て接しようとする検屍女官・桃花と彼女の能力を知る延明との相手への敬意あればこその率直なやり取り、絶妙な距離感が好ましい。
読了日:07月29日 著者:小野はるか
後宮の検屍女官 (角川文庫)の感想
中華後宮検屍ミステリ。中華後宮という舞台を読みやすいレベルの平易さでしっかり雰囲気づくりできている点、ミステリ部分も一つの事件へとつながっていく流れやロジックがこの手のキャラ小説としてありがちな乱暴なおまけではなく納得できるレベルで組まれている点から思った以上に作品の骨組みがしっかりしている。その骨組みがあるからこそ、検屍の時に覚醒するという変わり者女官のホームズ役と重い過去もつ曲者の美貌の宦官のワトソン役のやりとり含め、最後まで楽しんで読むことができた。
読了日:07月23日 著者:小野はるか
青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない (電撃文庫)の感想
何者かでありたい何者でもない「私」達のありふれたきっと案外どうという事もない思春期のお話。大学生編の問題の根底にいる霧島透子の正体が見え始めるシリーズ第13弾。時間制限ある中で咲太が絆を紡いできた人達に助けられながら奔走、真相が明かされていく流れは引き込まれた。そして、最後は愛が勝つ、打開するシンプルな考えの納得感は揺ぎ無くなった咲太と麻衣の関係に裏打されているからこそでしょうか。最終章も控え今回は色々なキャラの登場がありましたが、個人的にはやはり見てて飽きないプチデビル後輩とのやり取りが好きでしょうか。
読了日:07月09日 著者:鴨志田 一
青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない (電撃文庫)の感想
私の、貴方の本当の気持ちの在り処。自分自身の想いの本質でさえも見失いやすく見えなくなりがちで。そんな誰もが迷い込む迷路に迷い込む後輩で塾の生徒な紗良にたった三歳分、されど全力で傷ついて立ち向かった三歳分の重みで「先生」の咲太が麻衣と見せるまだまだ未熟ではあるのだろうけど確かに前に進んでいる先輩としての姿の尊さよ
読了日:07月09日 著者:鴨志田 一
夏休みの空欄探しの感想
自らへの漠然とした閉塞感を抱えた高校生にやってきた謎解きと訳あり姉妹と交わる事はないと思っていた陽キャクラスメイトと過ごす夏休み。自己肯定感への悩みだったり、初々しさ溢れる恋に落ちる流れだったりと全編青春ど真ん中な描写にあふれ、読後感も少しの切なさとそれ以上の爽やかさを残してくれる作品でした。登場人物達が年相応に憶病な所はあれどそれ以上にここぞという所で前に進むことを選べる子たちだったのも大きかったかな。この作者さんのキャラクターは刺さる子が多くて好きです。
読了日:07月02日 著者:似鳥 鶏
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ナイス数:34

中華後宮検屍サスペンス。1巻から続く死王に纏わる後宮の権謀術数決着。過去の冤罪では味方もほぼなく多くを失った延明に新たに降りかかる今回の冤罪では桃花と共に成してきた事で出来た味方達がその冤罪を晴らすために奔走してくれる流れは定番だがやはり盛り上がる。ラストの真相発覚の流れ、太医令やその行動への推量度合いが高くやや拙速感はあったか。そして、延明と桃花、事件を通して互いを知り、絆を深めた二人のエピローグ。互いに欠けがたい相手になったのは確かながらその感情の中身はちょっとずれてる絶妙な距離感がやはり好きですね。
読了日:07月31日 著者:小野はるか

中華後宮検屍ミステリ第3弾。中華後宮という舞台特有さ、検屍描写等の中々に苛烈な描写に、二転三転させながら至る事件の真相へのロジック、共にしっかりしていて引っかかることなく読める。ここまでシリーズ各巻でそれぞれひとつの解決を見せつつもまだ暴かれていない犯人がいる事を示唆したままでの展開でしたがそろそろ山場の到来を感じる巻。それは桃花と延明の関係性にも。互いに抱えるモノを知り、結果同じ所を協力して目指すと改めての絆を結んだ感あるラストのやり取りはやるせない事件の解決後だからこそより響くシーンでした
読了日:07月29日 著者:小野はるか

中華後宮検屍ミステリシリーズ第2弾。大賞作の1作目を受けて順当にお話が広がり、後宮全体に広がるより大きな黒幕を思わせる展開へ。中華後宮という舞台が活きている。やるせなさや苛烈さもある愛憎劇からの事件を普段は変わり者ぐうたら女官が検屍に際しては凛とした活躍をみせる流れは監察医サスペンスドラマのノリを感じるか。そうした殺伐さもある愛憎渦巻く後宮の中だからこそ、互いに相手の本質をしっかり見て接しようとする検屍女官・桃花と彼女の能力を知る延明との相手への敬意あればこその率直なやり取り、絶妙な距離感が好ましい。
読了日:07月29日 著者:小野はるか

中華後宮検屍ミステリ。中華後宮という舞台を読みやすいレベルの平易さでしっかり雰囲気づくりできている点、ミステリ部分も一つの事件へとつながっていく流れやロジックがこの手のキャラ小説としてありがちな乱暴なおまけではなく納得できるレベルで組まれている点から思った以上に作品の骨組みがしっかりしている。その骨組みがあるからこそ、検屍の時に覚醒するという変わり者女官のホームズ役と重い過去もつ曲者の美貌の宦官のワトソン役のやりとり含め、最後まで楽しんで読むことができた。
読了日:07月23日 著者:小野はるか

何者かでありたい何者でもない「私」達のありふれたきっと案外どうという事もない思春期のお話。大学生編の問題の根底にいる霧島透子の正体が見え始めるシリーズ第13弾。時間制限ある中で咲太が絆を紡いできた人達に助けられながら奔走、真相が明かされていく流れは引き込まれた。そして、最後は愛が勝つ、打開するシンプルな考えの納得感は揺ぎ無くなった咲太と麻衣の関係に裏打されているからこそでしょうか。最終章も控え今回は色々なキャラの登場がありましたが、個人的にはやはり見てて飽きないプチデビル後輩とのやり取りが好きでしょうか。
読了日:07月09日 著者:鴨志田 一

私の、貴方の本当の気持ちの在り処。自分自身の想いの本質でさえも見失いやすく見えなくなりがちで。そんな誰もが迷い込む迷路に迷い込む後輩で塾の生徒な紗良にたった三歳分、されど全力で傷ついて立ち向かった三歳分の重みで「先生」の咲太が麻衣と見せるまだまだ未熟ではあるのだろうけど確かに前に進んでいる先輩としての姿の尊さよ
読了日:07月09日 著者:鴨志田 一

自らへの漠然とした閉塞感を抱えた高校生にやってきた謎解きと訳あり姉妹と交わる事はないと思っていた陽キャクラスメイトと過ごす夏休み。自己肯定感への悩みだったり、初々しさ溢れる恋に落ちる流れだったりと全編青春ど真ん中な描写にあふれ、読後感も少しの切なさとそれ以上の爽やかさを残してくれる作品でした。登場人物達が年相応に憶病な所はあれどそれ以上にここぞという所で前に進むことを選べる子たちだったのも大きかったかな。この作者さんのキャラクターは刺さる子が多くて好きです。
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