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ありのままを自覚し、なお進む姿は素直に格好よい

子ひつじは迷わない   泳ぐひつじが3びき   (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない   泳ぐひつじが3びき   (角川スニーカー文庫)
(2011/05/31)
玩具堂

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生徒会よろず相談所に持ち込まれる
生徒たちの相談事を解決する、
生徒会役員たる主人公と
安楽椅子探偵な幽霊文芸部員の物語第三巻。

探偵がやるせなさも含む事実を提示し、
主人公がお節介さをもつ大胆な行動力で
みんなが幸せになる結末を手繰り寄せようとする。
その流れが心地のよいカタルシスを生むシリーズ。

割りに深刻になりそうな相談事も
最後はカラッとした結末で締め、
作品全体として爽やかな学園青春モノとして
仕上げるバランス感覚がいい。

特に今巻は作品のカタルシスを一手に
担っていた主人公の過去のトラウマに
関係する相談事がメインに張っていたのにも
関わらず、作品のテイストとして
欝な印象が残らなかった辺り
見事なものだと感じた。

また、主人公やヒロインたちの恋愛感情未満な
初々しさのある態度などの描写、距離感がよく
まさに青春といった感じで
うまく作品全体の雰囲気をつくり上げている印象。

以下は若干、中身に触れつつ
青春モノとしての等身大的描写で
印象に残ったの次回布石前の一コマ。

主人公自身がヒロインへの感情に対して
早い段階で戸惑いも含めた自覚があるという
ニュアンスの描写というのは
割りに珍しいと思う。
個人的にはわざとらしい
鈍感よりは好みな描写。

どちらに転ぶのかはわかりませんが
個人的には佐々原さん派。
仙波さんは何と言うか
戦友的というか憎まれ口叩きながらも
互いに背中を預けちゃう的
立ち位置だよな、勝手に感じてます。

そんな訳で次巻も楽しみなシリーズです。




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