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瞳に映るモノ、そこから何を見ることが出来るか【アイリス・ゼロ 4 (MFコミックス アライブシリーズ)】

アイリス・ゼロ 4 (MFコミックス アライブシリーズ)アイリス・ゼロ 4 (MFコミックス アライブシリーズ)
(2011/07/23)
蛍たかな+ピロ式

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瞳-アイリス-と呼ばれる
〝何か〟が見える異能力を
子供が持っていることが当たり前の世界。
そんな世界でアイリスを持たない欠落者と差別される主人公が
想像力という瞳を以って
学園の事件に望む胸に響く学園ファンタジー。第4巻。


アイリスという異能力の
ストーリー上での使い方がうまい。
また不器用とさえいえる
真っ直ぐな言葉を口にするキャラクターたちが清々しい。

以下は中身に触れています。
前巻から続く瞳狩り事件解決編。

ベタだけど冒頭の
水島を呼び戻すための佐々森の
ど真っ直ぐな叫びは口許が緩んだ。
それに答える水島の振る舞い含め
登場人物誰もが本当に不器用で
だからこそ
少なからず胸に来るシーンとなるのが
この作品の魅力か。

水島、帰還から
解決までの流れも
主要キャラそれぞれにきちんと
見せ場、印象的な台詞があり
うまく盛り上がっていた。

個人的に一番印象に残ってるのは
ラストの水島から久賀への
〝だから勘違いするなよ〟から
始まる一連の台詞
この台詞を言える
水島の想像力という力
それに基づくモノの見方といった
この作品のテーマ的なモノを
感じる台詞で
物語を締めとして
納得の言葉に感じられた。

そういったもののおかげで
解決方法における
論理的な部分での
若干の苦しさをフォローできるだけの
牽引力がストーリーに出ていた。



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