幼馴染悲喜交々【銀のニーナ(2) (アクションコミックス)】

作品の雰囲気は一巻同様
海外が長かったハーフの姪との
のどかな夏の雰囲気に尽きます
彼女の無垢な言葉にはっとさせられる事が
たまにあったりしつつも
流れる緩やかな時間

しかし、夏が終われば
ニーナは新学期が始まり学校に通うようになる
少しずつながら時間の進みを感じずにはいられない
今が永遠な訳ではないという
感傷的な雰囲気が気持ち流れるのもいい塩梅でした

とはいえやはり一番のエピソードは
幼馴染の巴との過去を描いた
第１５話・二人模様　ですね

小中高と長い間
同じ時間を過ごしていただけに
思い出だけはたくさんあって
それはお互いの良いところばかり見えるモノではなく
情けないところも大概見せ合っていることにも他ならなくて
それでも切れない間柄だからこその幼馴染で
この絶妙な距離感
甘いような甘くないような
これがよいのですw

ラストの巴の
「私の期待を裏切った代金よ」というのが
実にキュンとくるのですよね～＾＾

そんな間柄を保ってくれている巴に報いるためにも
都落ち男・修太郎さんには頑張ってもらいたいものです
割と感情移入してしまう立ち位置だけに（笑

▼関連記事
変わらない空気で【銀のニーナ(1) (アクションコミックス)】


にほんブログ村