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〝半ひきこもりさん〟なわたしの二次元への日々の沈みっぷりを気まぐれに

痛みと向き合ったその先に―【ワールドエンブリオ 10・11 (ヤングキングコミックス)】

ワールドエンブリオ 10 (ヤングキングコミックス)ワールドエンブリオ 10 (ヤングキングコミックス)
(2013/05/30)
森山 大輔

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ワールドエンブリオ 11 (ヤングキングコミックス)ワールドエンブリオ 11 (ヤングキングコミックス)
(2013/05/30)
森山 大輔

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携帯電話を通して
人を異形へと歪ませる現象
戦いに巻き込まれた少年は
かつて失った守りたかったモノを
取り戻すため、守るためにをつく
クラスメイトに、仲間に、家族に
そんな彼がついた嘘の行く末
その先にある彼の成長を描く
現代伝奇モノ
クライマックスへと急加速する
10・11

テーマを表現するストーリー構成
キャラの掘り下げ
演出力
などなど漫画としての総合力が高く
読み応えのある現代伝奇モノ
おススメ作品です


届く言葉を模索する主人公
目的のため嘘をつき続け
大切なものを失ってきた主人公・リク

痛みを伴うその教訓を胸に
進むべき道を嘘なしに突き進もうとする
彼の頑張りは
今巻までの描写がしっかりしている分
重みが違います

そして、そんな彼に対して
現実は容赦がない

向き合うことを始めた彼の手のひらから
まだ大切なものはこぼれ続け
裏切られ奪われ続ける

ようやく手を取ることのできた相手
レナはほんのわずかなタイミングのズレから
陸の下を去り
誰よりも大切だった人
天音姉にここへ至る道のり全ての意味を否定される
なんという痛々しさ(´;ω;`)

生きることには痛みが伴う
その描写への真摯さがこの作品の特徴でしょうか

容赦がないそれゆえに
それでも前を向こうと歯を食いしばる
主人公の姿に、その啖呵に胸が熱くなる
分室メンバーや小牧さんたちとの繋ぎ直したがぐっとくる

そして、真正面からぶつかったからこそ
垣間見えてきた天音姉の抱えていたモノ
剣を合わせながら世界の趨勢を背負う中で交わされる
リクと天音
個人としての気持ちのぶつけ合い
かつて想いが通じ合った者同士
そこにある温かさ、相手への想いが微かに覗く
すれ違い遠くまで来てしまったからこそ
それがとても切ない
そして…

毎巻、引きがひどい作品ですが
今巻も最終巻に向けて
まさに胸を引き裂かれるような引きでした

前作・クロノクルセイドのときもそうでしたが
ラスト近くのまさに怒涛の展開が凄すぎですね
次巻、最終巻ということですが
いったいどんなふうに物語をたたんでくれるのか
期待して待ちたいと思います



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[ 2013/06/03 20:44 ] コミック 少年・青年 | TB(0) | CM(0)
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