三味線少女、ギター少年ボーイミーツガール
![]() | なずなのねいろ (1) (リュウコミックス) (2008/07/19) ナヲコ 商品詳細を見る |
三味線少女のギター少年との出会いから始まる学園青春ストーリー。全3巻。
少女漫画タッチによる淡くリリカりっくな心理描写、それによる全体の雰囲気がよい作品。
漫画的な絵のうまさとでも言えばいいのか、?読ませる?絵、画面作りのうまさが
ラストまで読ませる一番の力となった印象。
ストーリーは王道。
こじれた人間関係から自分を見失っていた少女が真っ直ぐな少年との出会いから
自分を見つめなおし、一歩踏み出し、成長していく青春モノ。
終盤の一つのきっかけからいろいろなことがどんどんと前へと進んでいく展開はお約束ながら
ぐっときた。おススメ。
以下やや気になった点。
絵的な問題はなし。
ただ作者初長編ということもあり、短編の作法から抜け切れていない部分があるか。
短いスパンで見た際の印象的な見せ方はうまいが前後の説明不足から
読み手を置いていきかねない繋がりの悪さが散見される。
また終盤の右肩辺りの展開から最高潮というところでのスパッとした幕切れも
個人的には表現法のひとつとしてありだとも思うが評価が分かれるところか。
キャラが立っているだけにもう少しエピローグ的な部分まで描いてもらいたいという気持ちが強い。
そんなこんなでこの作者の次回作に期待したくなる良作。
ただ作者初長編ということもあり、短編の作法から抜け切れていない部分があるか。
短いスパンで見た際の印象的な見せ方はうまいが前後の説明不足から
読み手を置いていきかねない繋がりの悪さが散見される。
また終盤の右肩辺りの展開から最高潮というところでのスパッとした幕切れも
個人的には表現法のひとつとしてありだとも思うが評価が分かれるところか。
キャラが立っているだけにもう少しエピローグ的な部分まで描いてもらいたいという気持ちが強い。
そんなこんなでこの作者の次回作に期待したくなる良作。