キミのいた夏、その向こうへ【PCアダルト ナツユメナギサ】
![]() | ナツユメナギサ (2009/07/31) Windows 商品詳細を見る |
SAGAPRANET・四季シリーズ
第2弾 夏の物語
記憶喪失の少年が過ごすのは常夏の島
真夏のクリスマスを一月後に控える中
少年は少女たちと出会うことで
自らの記憶、閉じ込めた心
その先にあるモノに向き合っていく
ナツユメナギサ
プレイ時間 15H弱
(共通2H+個別2H強×4キャラ+trueルート3.5H)
オススメ度★★★★☆75/100
同ブランドの「はつゆきさくら」面白かった事もあり
同じく四季シリーズとして評判のよかった本作をプレイ
荒らさはあるものの「はつゆき」同様
切なさと温かさのある
プレイ後感にきゅんとくるよいストーリーでした
■よかった点
・シナリオ構成
テーマが明確でそれに沿った
ストーリー構成がきちんと作品全体でなされていること
若干の荒さはあるものの
最終ルートできちんとお話が閉じれていますし
ファンタジーの使い方もいいバランス感覚
「はつゆきさくら」のときもそうですが
ご都合的奇蹟の世界、それでいて安易な救済はないという
この絶妙さが好みですね
これぞシナリオ系ギャルゲの王道といった感じが良かったです
■もう一歩なところ
・個別ルート・ボリューム等
最終ルート以外のシナリオでは
ルート毎のクオリティさもありましたが
全体的に早急感あり
仲良くなっていく過程、シリアスへの移行などで
ちょっと荒さがあったでしょうか
物語の仕掛け上、わざとなのかもしれませんが
それでももう少し頑張りが欲しかったところがちらほら
■お気に入りキャラ 七瀬歩
王道幼馴染
シナリオ構成上、どうしても彼女に意識が行きます
口癖ともいえる「ひくわー」のときの声と表情が好きです^^

次点では元気娘・羊もよかったですね
彼女もシナリオに力がはいっていましたし
やはりキャラの魅力は
シナリオの出来に依る部分が大きいでしょうか
■総評
各ヒロイン個別ルートの描写不足だったり
場面のつなぎだったり
所々で荒らさはあるものの
作品でやりたり事が明確にあり
それをきちんと形にしようとする気概が感じられた作品
テーマが一本芯にある作品はやはりいいですね
なるほど確かにこれの正統進化が
四季シリーズラスト「はつゆきさくら」へと
つながっているなと感じる秀作でした
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